現状から更に上を目指すお客様へ

現状から更に上を目指すお客様へ・・・私たちの実例です

弊社では,技術力を背景に,色々な場面でお客様のサポートを強化しております。

熟練した技術者や,ノウハウの蓄積により,他にない,1ランク上のサービスをご提供することが可能です。そ の具体的な例を,いくつかご紹介します。

 

ラインフェアリング

船の性能を決める要素は色々ありますが,ラインのフェアネスはその最重要項目と思います。フェアリングは, 線図生成で作成された船のラインの局部(曲げがきついところや変曲点等)をスムーズに仕上げる作業です。
最近,フェアリングを自動で実施するシステムもいくつか見られますが,ある程度フェアになっても,やはり人間の目と手にはかなわない面もあるようです。弊社では,フェアリングの経験を持つ複数の技術者を有しており,現場精度の向上に取り組んでいます。
建造工程でのスケジュール遅延や手直しの手間を下げることで,お客様の利益に直結すると信じております。
曲がり部等の精度でお困りの際には,是非,ご相談ください。

 

船殻-艤装の情報整合性

1隻の船の船殻設計と艤装設計を異なる設計会社に委託する。コストや得意分野を考慮した場合,当然の事だと思います。しかし,個別に委託することのデメリットがあることに皆さんもお気づきでは?また,今や船殻部材の切断はNC切断が主流になってきており,その時点で艤装情報を可能な限り多く,正確に織り込むことが工程の整流化の鍵ではないかと考えます。
弊社では,船殻,艤装の上流から下流まで一貫してお受けすることにより,この面倒な船殻-艤装間の整合性を取った設計をご提供いたします。もちろん干渉チェック等も可能です。

 

生産情報を駆使した組み立て検討等のエンジニアリング

船を建造するには,当然組み立ての順序やルールがあります。これは造船所によって異なる面もありますが,事前により良い順序や方法を検討する事ができます。但し,これを十分に検討するには,組み立て方の詳細までがきちんと判っている必要があります。これを間違うと,部材が取り付けられないとか,自立しないというようなケースが起こることも考えられます。
弊社ではその道30年以上のベテランの指導の下,生産情報を基にしたエンジニアリングにも力を入れております。現場での組み立ての事前検討をお考えの際には,是非お声掛けください。

 

構造合理化や改善

構造解析等の直接計算は,計算自体で完了するものではありませんし,OKとなってしまえば終了というものでもありません。その結果を判断し,例えば,補強材を追加するのか,板厚を上げるのか,はたまた構造形状までも変更するのか・・・そこから先こそがエンジニアの腕の見せ所です。構造合理化や板厚削減は,船殻重量の削減に寄与し,コスト削減というメリットを得ることができます。
しかし,今や規則が厳しくなり,従来のような簡単な検討での合理化は難しくなってきました。しかし,構造解析を活用することでまだまだ合理化が図れます。実船経験に基づく,船殻構造の合理化や最適化を是非ご用命ください。