アンチローリングタンクとは

アンチローリングタンクの設計販売を行っています。

減揺タンクに関する営業内容

  • 可変周期型減揺タンクの設計販売
  • 固定周期型減揺タンクの設計販売
  • 各種減揺タンクのベンチテスト
  • 減揺タンクに関するコンサルタント

アンチローリングタンクとは

アンチローリングタンク アンチローリングタンクは、船の横揺れ角を減少させることを目的として設けられる装置(タンク)です。タンク内を水などの液体が移動することにより、船の横揺れを減少させます。
※アンチローリングタンクはART、減揺水槽、減揺タンクとも呼ばれています。

効果・利点


横揺れ角が減少※するため、航海時の快適性が向上します。
※ 横揺れ角の減少率(減揺率)は通常50%が標準です。

荒天時の安全性が向上します。
大角度の横揺れも半減するため、調査・観測、洋上作業などを行う船舶及び漁船などの作業効率、改善に効果があり、荒天時の洋上作業が安全確実に行えるようになります。

低コスト・省メンテナンス
設置費用は他の減要装置に比べ安価です。
構造が簡単なためメンテナンス費用も最小限で済みます。

開発経緯


可変周期型減揺タンク 設置1号機「拓洋」

アンチローリングタンクは1880年にフリーサーフェス型が開発され、1910年にはH.フラームによって現在のU字管型ARTが開発されています。日本では、1963年にJFEエンジニアリングが東京大学の元良教授との共同研究により実用化第1号機を巡視船「しきね」に設置しています。また、1983年には可変周期型減揺タンクをJFEが開発し、1号機を測量船「拓洋」に設置しています。

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