プレスリリース

2012年度

ドイツ船級協会より環境負荷低減型コンテナ船の基本承認を取得 ~温室効果ガス(GHG)の排出量を4割削減可能なコンテナ船を商用化へ~

2012.09.05

 株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(以下IHIMU、所在地:東京都港区、社長:蔵原 成実)は、液化天然ガス(LNG)を燃料とする13,000TEU型コンテナ船の開発を完了し、ドイツの船級協会であるゲルマニッシェルロイド(Germanischer Lloyd 、以下GL)より基本承認(AIP)を取得しました。なお、認証の授与式は、ドイツ・ハンブルグで開催されております、「SMM2012」にて9月4日に行われました。

 LNGを推進用燃料として使用することにより、二酸化炭素(CO2)等の温室効果ガス(GHG)を一般的なコンテナ船に比べ20%削減することが可能となり、また、酸性雨等の原因である窒素酸化物(NOx)の排出量を約80%、硫黄酸化物(SOx)の排出量をほぼ100%削減する効果があり、大型貨物船の燃料として一般的に使用されている重油に代わる次世代クリーン燃料としての期待が高まっています。
 
 今回、本システムの基本承認を取得することにより、実商談に応じて、環境負荷低減型コンテナ船の商品化が可能となります。

 本船の特徴は、以下のとおりです。

 1. 新コンセプトに基づく環境負荷低減船(eFuture シリーズ 13000C)に本システムを採用することにより、GHGの排出量を従来のコンテナ船に比べ40%削減することが可能。

 2.今回認証を受けたLNG燃料コンテナ船は、北米や欧州で適用されるNOXやSOXの排出規制区域(ECA)内はLNGを使用し、ECA外の区域については重油を利用する、二元燃料推進システムを採用する。

 3.容積効率のよい自立角型方式タンク(IHI-SPB方式タンク)を燃料タンクとして採用することで、コンテナ搭載数の削減数を抑えることが可能。また、他の方式のタンクと比べ、軽量であるため船舶の燃費効率に貢献。

 GLは、コンテナ船に関する主要船級であるとともに、LNG燃料推進船に関する経験もあり、LNG燃料船の分野に本格的に取り組んでおります。
 
 今回、本システムの基本承認をドイツ船級協会より取得することにより、実際の商談に応じて、環境負荷低減型コンテナ船の商品化が可能となりました。IHIMUは、今後も省エネ技術を活かし、地球環境保護に貢献する船舶を開発・建造していきます。