プレスリリース

2013年度

世界初の浮体式洋上サブステーション「ふくしま絆」、福島県沖に向けて曳航開始

2013.07.13

 ジャパン マリンユナイテッド株式会社(社長:三島 愼次郎、本社:東京都港区)は、経済産業省から受託し、当社の横浜事業所磯子工場(神奈川県横浜市)にて設計・製作を進めてきた浮体式洋上変電設備(浮体式洋上サブステーション)の組立てを終了し、7月13日(土)に福島県沖に向けて曳航を開始いたします。

 経済産業省が行なう「福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」は、丸紅株式会社をプロジェクトインテグレータ、東京大学をテクニカルアドバイザーとする11社からなるコンソーシアムが2012年3月に受託したもので、第1期実証研究事業として、福島県沖の海域に2MWのダウンウインド型浮体式洋上発電設備1基と25MVA浮体式洋上サブステーション1基、及び海底ケーブルを設置し、9月以降に実証研究を開始します。本実証研究においては、要素技術の開発を行うとともに、気象・海象・浮体動揺の観測技術の開発も行います。

 浮体式洋上サブステーションは世界初の海に浮かぶ変電所であり、変電設備として要求される低動揺性能を満たすため、当社が開発した全く新しいコンセプト構造である、アドバンストスパー型浮体構造※1を採用しています。

当社が設計・製造した浮体の特徴は以下のとおりです。
1.水面部・中央部・底部に3箇所のふくらみを持たせ、浮体にかかる圧力を調整する動揺低減技術を採用。 
2.低重心、50mの稼働喫水の実現により、設置状態(垂直状態)での建造・輸送が可能、また設置コストの低減、施工・メンテナンス性が向上。

※1.アドバンストスパー型・・・浮体型の一種であるスパー型(円柱型)を発展させた当社独自の技術。
                   従来のスパー型では100m程度の喫水が必要であるが、稼働喫水を50m に抑えることが可能となった。

<ふくしま絆概要>
・浮体要目:水面上の高さ 61m、稼動喫水 50m、排水量 約13,000トン
・主要設備:変電設備、風況等観測設備、緊急時等の人員・物資輸送用ヘリデッキ