プレスリリース

2018年度

JMUマラッカ型VLCC "ENEOS EARTH"引渡

2018.12.27

 ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎)は、12月27日(木)、有明事業所(熊本県玉名郡長洲町)にてELM MARITIME S. A. (エルム マリタイム エスエー)社向けに建造していたVLCC"ENEOS EARTH (エネオス アース)"を引渡しました。
 
 本船は弊社にて豊富な建造実績を誇るマラッカマックス型VLCCの次世代船として開発された"JMUマラッカ型VLCC"であり、国内港湾制限を満足する主要目の中で、中東-日本間の原油輸送における最適船型として、弊社の前身であるアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド及びユニバーサル造船の時代を含め永年に亘って蓄積したVLCC開発のノウハウ及び最新鋭の技術を結集した次世代省エネマラッカマックス型VLCCです。

【本船概要】
主要寸法     :全長 339.50m x 幅 60.00 m x 深さ 28.50 m
載貨重量     :312,175トン
総トン数      :160,723
主機関       :WinGD W7X82 ディーゼル機関1基
航海速力     :15.5ノット
定員        :30名
船級        :NK
船籍        :パナマ

【特長】
・国内で建造するVLCCにおいて初めて、SOxスクラバー*1を搭載しており、2020年1月1日から一部指定海域を除いた一般海域へ適用されるSOx(硫黄酸化物)排出規制に適合しています。
・最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型を開発、併せて、弊社独自の省エネデバイスであるSuper Stream Duct®、SURF-BULB®、ALV-Fin®の最適化により、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成しています。
・GHG*2排出規制であるEEDI*3に対しては2020年以降の契約船に適用されるPhase2レベルを先取りして満足しています。
・LEADGE-BOW®と呼ばれる船首形状、及び、新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上させています。
・最新式電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により、本船の燃費性能を向上させています。
・有害物質一覧表の保持、SOx排出規制(一般海域規制)に適合するなど、様々な環境規制に対応しています。
・貨物油タンク及びバラストタンクに塗装を採用し、IMO PSPC*4規則に則り、防食性能を向上させています。

 弊社は今後も、経済性・環境性に優れた最新鋭のエコシップの開発・建造に努めてまいります。


*1 SOxスクラバーは、主機関および発電機関からの排気ガスを、装置内で散布される海水で洗浄し、SOxを分離・吸収させ、大気へのSOx排出を抑制する装置であり、船舶からのSOx排出による酸性雨等環境負荷を低減することを目的とした装置です。
*2 "Green House Gas"(温室効果ガス)の略
*3 "Energy Efficiency Design Index"(エネルギー効率設計指標)の略
*4 "Performance Standard for Protective Coatings"(塗装性能基準)の略