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高耐性水中音響通信技術による通信評価
2025.03.27
当社は、極浅海域から深海まで利用可能で、移動中のビークル間でも確達性の高い通信が可能な高耐性水中音響通信技術の獲得を目指して研究開発を進めています。
2024年度には、世界トップクラスとなる相対速度30ktで水中音響通信が可能であることを確認しました。2隻の船が高速移動している際には、ドップラーシフトによる周波数変動や、
水流、気泡、船舶エンジン音などによる雑音が重畳します。そのような水中音響通信にとって劣悪な環境においても、
高耐性通信技術により通信が可能となることが確認できました。
また、水深約0.5mの波打ち際の砂浜間で、水平距離約2,500mの水中音響通信が可能であることも確認しました。
波打ち際のような浅い海域では、音波の多重反射や、波や気泡による雑音が多い環境であるため、水中音響通信にとって劣悪な環境ですが、
高耐性通信技術により通信が可能であることが確認できました。
この通信評価は、北見工業大学の集積システム研究室殿との共同研究の成果です。
