海洋・エンジニアリング事業
造船のノウハウを基盤に
エネルギーの新たな
可能性に挑む。
事業概要
海洋・エンジニアリングとは
「海洋・エンジニアリング」とは、海に関わる技術や知識を駆使し、海洋環境を舞台にものづくりを行うことです。
事業内容
この事業では、海洋石油掘削リグ、石油生産プラットフォーム、浮遊式石油・ガス生産・貯蔵・積出設備など、海洋構造物の設計や調達、建造・改造などを対象にしています。 技術者として全体を一から計画することもあれば、海洋構造物に関わる設備・機器の販売を行うことも。 様々な領域をてがけており、近年はとくに海上で風力発電を行う「洋上風力」関連の分野に力を入れています。
強み・特徴
「洋上風力」をはじめ、再生エネルギーを生み出す技術の開発においては、構造物そのものに関する知識だけでなく、先行する石油・ガス分野での知見が意外と重要です。 その点、重工業系メーカーをルーツに持つJMUの場合、船や海洋の知識に加え、オイルやガスに関する知識も豊富。 これまでの実績によって積み重ねてきた知見を組み合わせながら、技術開発に取り組めるのが大きな強みです。
また海洋建造物の運用においては、設置工事やメンテナンスなどで船が必要不可欠。 海洋・エンジニアリング事業では、JMUの本業である造船技術を活かし、海洋建造物の運用に使用される作業船や支援船についても建造に、修理にと柔軟に対応。 周辺技術まで含めてワンストップで価値提供を行っていることから、海洋建造物に関わるあらゆる課題の相談先として、多岐にわたる分野のお客様から頼りにされています。
詳細情報
技術領域
電気推進船
当社が開発した二重反転プロペラ(CRP)技術と電気推進システム技術を活用した電気推進船を開発し、国内外の造船所への建造委託や設計供与・機器供給などのスキームで数多くの建造実績をあげています。
SPB®技術
舶用LNGタンクとして国内唯一の独自開発技術であるSPB®(自立角型IMOタイプB)タンクの設計技術を、国内外に広くライセンス供与し、技術の普及を図るとともに、SPB®タンクや浮体式LNG設備の設計を進めています。
海洋構造物
これまでの豊富な設計・建造経験や浮体性能の解析技術を活用し、セミサブリグや浮体式石油貯蔵設備の設計を進めています。また、掘削技術の発展に伴う、既存リグの改造設計から工事の実施までを一貫したソリューションの提供を進めています。
沿岸・新エネルギー・環境分野
メタンハイドレート開発や、今後の発展が期待される浮体式洋上風力発電設備などの新エネルギーの活用に向けて、グループの総合技術を活かした技術開発を積極的に進めています。