高度な技術が要求される防衛省向け護衛艦・砕氷艦・輸送艦・補給艦・掃海艦艇などの各種艦艇の建造に多数の実績を持っています。

当社は建造に際し高度且つ特殊な技術が必要とされる、ヘリコプター搭載護衛艦やイージス護衛艦から、試験艦、補給艦、輸送艦といった補助艦艇に至るまで、多種多様な艦艇の建造実績を豊富に有しています。 また、南極観測支援に活躍する砕氷艦「しらせ」やペルシャ湾での機雷除去を行った掃海艦艇も当社で建造しています。
艦艇の修理、改造を通して、建造から退役まで万全のサポート体制を整えています。


ヘリコプター搭載型護衛艦「かが」

かが

国内最大級の護衛艦である「いずも」型(19,500トン型)の2番艦です。 全通甲板を有する「ひゅうが」型護衛艦を含め、海上自衛隊が保有するヘリコプター搭載護衛艦(DDH)4艦はすべて当社の建造です。

  • 基準排水量: 19,500t
  • 主要寸法: 長さ 248m × 幅 38.0m × 深さ 23.5m

イージス護衛艦「まや」

まや

海上自衛隊が保有するイージス艦の最新型であり、護衛艦「あたご」型の性能を向上し、弾道ミサイル防衛(BMD)機能を有します。 また、燃費を向上させるとともに、ライフサイクルコストを低減するために電気推進と機械推進を組み合わせたハイブリッド推進(COGLAG)を採用しています。

  • 基準排水量: 8,200t
  • 主要寸法: 長さ 170m × 幅 21.0m × 深さ 12.0m

護衛艦「すずなみ」

すずなみ

VLS(ミサイル垂直発射装置)の採用やステルス性に配慮した船体など、最新の技術が盛り込まれた海上自衛隊の主力汎用護衛艦です。 「むらさめ」型9隻、「たかなみ」型5隻、計14隻のうち、当社は8隻を建造した実績をもちます。

  • 基準排水量: 4,650t
  • 主要寸法: 長さ 151m × 幅 17.4m × 深さ 10.9m

砕氷艦 (南極観測船) 「しらせ」

しらせ

“しらせ”には、砕氷能力を向上させるための、雪の抵抗を小さくする散水装置や、氷が多くぶつかる耐氷帯に摩擦抵抗を低減するステンレスクラッド鋼を使用するなど、燃費低減・省力化を図るための新しい技術が採用されています。 ステンレスクラッド鋼は、JFEスチール株式会社と共同開発した商品です。 また、損傷時の油流出を防止する二重船殻構造や、艦内生活で発生する廃棄物の浄化処理(液体)・減容処理(固体)の設備を有する、環境にも配慮したエコ・シップとなっています。

※シップ・オブ・ザ・イヤー 2009受賞

  • 基準排水量:12,500t
  • 主要寸法: 長さ 138m × 幅 28m × 深さ 15.9m

試験艦「あすか」

あすか

各種装備品、開発試験品等を搭載して実用試験や技術試験を行う試験艦です。

  • 基準排水量: 4,250t
  • 主要寸法: 長さ 151m × 幅 17.3m × 深さ 10.0m

補給艦「おうみ」

おうみ

洋上で他の艦艇に物資・燃料を補給可能な装置を搭載した補給艦です。

  • 基準排水量: 13,500t
  • 主要寸法: 長さ 221m × 幅 27m × 深さ 18m

輸送艦「くにさき」

くにさき

本船は、LCACと呼ばれるエアクッション艇を使用しての揚陸が可能である点、長く平坦な甲板を有する船体(前部: 車両甲板、後部: ヘリコプター発着甲板)、陸自隊員用としての300名分以上の居住施設(災害派遣時にも活躍)等が主な特徴となっています。

  • 基準排水量: 8,900t
  • 主要寸法: 長さ 178m × 幅 25.8m × 深さ 17m

掃海母艦「うらが」

うらが

掃海隊群旗艦としての司令部機能を有し、掃海母艦として掃海艦艇への補給を行います。
また、機雷敷設装置や航空掃海のためのヘリ甲板も有しています。

  • 基準排水量: 5,650t
  • 主要寸法: 長さ 141.0m × 幅 22.0m × 深さ 14.0m

掃海艦「ひらど」

ひらど

深々度に敷設された機雷を排除可能な能力を有する外洋型の掃海艦で、海上自衛隊における最大のFRP製掃海艦「あわじ」型の2番艦です。

  • 基準排水量: 690t
  • 主要寸法: 長さ 67.0m × 幅 11.0m × 深さ 5.2m

掃海艇「はつしま」

はつしま

船体材料に海上自衛隊として初めてFRPを採用した掃海艇「えのしま」型の3番艇であり、従来の木造掃海艇に比べ、大幅に耐用年数が延長されています。 船体を分割して建造し、後で接合する「ブロック建造法」を採用しています。

  • 基準排水量: 570t
  • 主要寸法: 長さ 約60m × 幅 10.1m × 深さ 4.5m