世界は今、カーボンニュートラルの実現に向けたグリーン・トランジッション(GX)、デジタル技術による社会やビジネス革新(DX)、国家安全保障等の重要性の高まりから、新たな価値を問い直すべき時を迎えています。 社会や経済、科学技術、サプライチェーン、また、お客様である海事産業、国防活動の価値観の変貌は、弊社に求められるニーズや課題にも、急速かつ大きな変化となって現れています。

我が社は、百年以上の歴史を持つ四つの会社の造船部門の再編を経て2013年に設立されました。 この10年間で350隻、母体となった会社の時代を含めると4,500隻を超える商船、艦艇、特殊船舶をお客様にお届けし、ものづくりを通じて高い技術・知見を培ってきました。 これからも最先端の技術をベースにした「ものづくり」と「技術開発」を経営の両輪とし、時代の変化にいち早く適応し、付加価値が高い製品とサービスを提供することが我が社の存在意義です。 お客様やパートナー企業、社会共に、課題に向けたソリューションを考え、共有価値を創造(CSV)することに最善を尽くします。

造船業は、海上物流という形で人々の生活の安定と経済活動を支え、安全保障においても重要な産業です。 社名に込めた「日本の造船連合としてのリーディングカンパニー」を胸に、コンプライアンスや社会的責任(CSR)を果たしながら、皆さまから期待され、信頼される企業を目指してまいります。

引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 CEO (最高経営責任者)
灘 信之