“Sea-Navi”が優秀省エネルギー機器表彰 「資源エネルギー庁長官賞」を受賞

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(所在地:東京都港区、社長:三島愼次郎)は、第36回(平成27年度)優秀省エネルギー機器表彰(一般社団法人 日本機械工業連合会主催)において、自社が開発した運航支援システム“Sea-Navi”が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞することに決まりました。授賞式は2月4日(木)経団連会館で行われる予定です。

本表彰は、省エネルギー推進の国策に呼応し、優秀な省エネルギー機器の開発・実用化によりエネルギーの効率的利用の推進に貢献していると認められる企業、その他団体等を表彰する制度で、省エネルギー機器の普及と開発促進を図るものです。

“Sea-Navi”は、風・波・海流等の悪影響が少ない航路を探索して運航時の省エネルギーを実現するシステムです。本システムでは、風・波・海流の予報データと高度な性能推定法を用いた高精度の燃料消費量推定とオリジナルの探索手法を組み合わせることにより、航路を詳細に最適化して実海域運航時の燃料消費量を従来法に比べ大きく低減します。
“Sea-Navi”はこれまで多数の当社建造船に搭載され、運航時の省エネルギー効果を通じて当社建造船の付加価値向上に貢献しています。省エネルギー効果は、搭載船の航海実績により検証され、従来運航法に比べ年平均で2~5%の燃料消費量低減効果が確認されています。今回の表彰では、こうした高い省エネルギー効果が評価されました。また本システムは、CO2、NOx、SOx等の有害排気物質も低減し、地球環境改善に寄与することも評価されています。
さらに“Sea-Navi”は、性能モニタリングの機能も有しており、実船での性能検証や実海域性能に優れた船型の開発にも活用されています。