ジャパン マリンユナイテッド株式会社（本社：東京都港区、社長：三島 愼次郎）は、6月7日（水）、有明事業所（熊本県玉名郡長洲町）にてT. & M. MARITIME S.A. （ティーアンドエム マリタイム エスエー）向けに建造していたVLCC“TAKASAGO”を引渡しました。
本船は当社にて多数の建造実績のあるマラッカマックス型VLCCの後継として開発された“スーパーマラッカマックス型VLCC”の2番船です。本船の開発に際しては、国内港湾規制緩和を先取りし、全長を335mに大型化してクラス最大級のカーゴタンク容積を実現した一方、最新の解析技術による船型改良、最新の高効率舵の採用、さらにSIRF-BULB®やSSD®、ALV -Fin®といった省エネ付加物の最適化により、シリーズ前船を上回るパフォーマンスを達成しております。
加えて、G型電子制御エンジンの採用や、排熱回収システム、低摩擦塗料なども本船の低燃費性能に貢献しており、また推進性能面ではLEADGE-Bow®と呼ばれる船首形状を採用することで実海域での波浪中の船速低下軽減を図っています。新騒音コードとIMO PSPCを適用し、省エネルギーと環境への配慮を両立させています。
【本船概要】
主要寸法 ： 全長 335.00m x 幅 60.00 m x 深さ 29.00 m x 喫水 21.042 m
載貨重量 ： 313,989トン
総トン数 ： 162,797
主機関 ： MAN B&W 7G80ME-C9.5
航海速力 ： 15.8ノット
定員 ： 27名
船級 ： NK
船籍 ： パナマ