弊社建造船が 「シップ・オブ・ザ・イヤー 2016」大賞と大型貨物船部門賞を受賞

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(所在地:東京都港区、社長:三島愼次郎、以下JMU)が有明事業所で建造し、2016年2月に川崎汽船株式会社殿に引渡した自動車運搬船“DRIVE GREEN HIGHWAY”が、「シップ・オブ・ザ・イヤー 2016」大賞を受賞いたしました。また、呉事業所で建造し、日本郵船株式会社殿がご用船の14,000TEUコンテナ船“NYK BLUE JAY”が、「シップ・オブ・ザ・イヤー 2016」の大型貨物船部門賞を受賞いたしました。

公益社団法人 日本船舶海洋工学会が授賞するシップ・オブ・ザ・イヤーは、毎年日本で建造された船舶のうち、応募があったものの中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して与えられるもので、27回目となる今年は、2013年JMU発足後初めての受賞となりました。

“DRIVE GREEN HIGHWAY”はパナマ運河拡張に対応した幅広新船型の次世代型自動車運搬船です。大幅な積載車両数の増加も実現しながら、低燃費技術を採用する事により、既存船対比で輸送車両1台あたりのCO2排出量を約25%改善しています。一般的な乗用車の積載のみならず、重建機類・鉄道車両等も搭載可能なデッキ構成となっています。本船は、川崎汽船株式会社殿が立ち上げた「DRIVE GREEN PROJECT」のフラッグシップとして、環境汚染物質の排出を大幅に抑える機器を搭載した、次世代の低燃費船です。(2016年2月9日弊社プレスリリースをご参照ください。)

“NYK BLUE JAY”は、呉事業所で建造した14,000TEU型省エネコンテナ船シリーズの1番船で、JFE スチールと共同開発した極厚高張力鋼「YP460」を採用するなどして、コンテナ積載能力を極限まで高めることで、同クラスで業界一の輸送能力を実現しました。また、当社独自の省エネ装置であるSURF-BULB®、ALV-Fin®などの採用で高い省エネルギー性能を発揮し、EEDI(エネルギー効率設計指標)Phase3の基準を大幅に下回る数値となっています。主機関には高効率の電子制御エンジンを搭載しており、幅広い速力域で低燃費性能を発揮し、フレキシブルな運航を実現しております。

当社は、今後もお客様のニーズに応える優れた性能と品質の船をタイムリーに提供し、国内海事クラスターの一員として、海上物流と海上安全に貢献いたします。