スーパーマラッカマックス型VLCC“TENMA”命名・引渡

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎)は、7月4日(水)、有明事業所(熊本県玉名郡長洲町)にてESTEEM MARITIME S.A. (エスティーム マリタイム エスエー)向けに建造していたVLCC“TENMA”を引渡しました。

本船は弊社にて豊富な建造実績のあるマラッカマックス型VLCCの後継として開発された“スーパーマラッカマックス型VLCC”の3番船です。

【本船概要】
主要寸法    :    全長 335.00m x 幅 60.00 m x 深さ 29.00 m x 喫水 21.033 m
載貨重量    :    313,999トン
総トン数     :    162,724
主機関        :    MAN B&W 7G80ME-C9.5 ディーゼル機関1基
航海速力    :    15.8ノット
定員           :    30名
船級           :    NK
船籍           :    パナマ

【特長】
・国内港湾規制を満足する主要目としながら、クラス最大級の載貨重量・貨物油槽容積を実現しました。
・最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型を開発、併せて、弊社独自の省エネデバイスであるSuper Stream Duct®、SURF-BULB®、ALV-Fin®の最適化により、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成しています。
・LEADGE-Bow®と呼ばれる船首形状の採用により、実海域での船速低下低減を図っています。
・最新式電子制御エンジン、排熱回収システム、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により、本船の燃費性能を向上させています。
・バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持、NOx 排出規則Tier IIおよび新騒音コードを適用するなど、様々な環境規制に対応しています。
・IMO PSPC*3規則に則り、貨物油タンクおよびバラストタンクの塗装を採用し、防食性能を向上させています。

弊社は今後も、経済性・環境性に優れた最新鋭のエコシップの開発・建造に努めてまいります。


*1 “Performance Standard for Protective Coatings”(塗装性能基準)の略