自己昇降式作業台船(SEP)の受注

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎)は、2018年9月13日に株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)及び東亜建設工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:秋山優樹)より、大規模着床式洋上風力発電設備の建設を目的とした自己昇降式作業台船(SEP)1隻を受注いたしました。
 
自己昇降式作業台船(SEP)とは、昇降用の脚(レグ)を使い、台船部を海面上の波浪の届かない高さまで上昇させて保持することにより、気象・海象条件の厳しい海域でも安定して洋上作業を行うことができる作業船となります。

本船の基本設計から詳細設計まで全ての設計を弊社にて実施し、また建造も弊社にて行います。本船は大型風力発電設備の組み立てのために国内SEPでは最大規模となる800t吊クレーンを採用しており、またダイナミックポジショニングシステム(DPS)も備えておりますので、操船ウインチと合わせて最適な位置決め方法を選択することが可能となっております。

現在日本では再生可能エネルギーを積極的に導入する気運が高まっており、着床式洋上風力発電プロジェクトが東北地方を中心に多く計画されておりますが、本船の様な大型SEPは風力発電設備の建設に大いに役立つ船となります。当社は今まで培った船舶建造経験を活かし、今後もSEPの建造に取組み、着床式洋上風力プロジェクトを始めとする海洋工事、海域利用、海洋開発の発展に貢献して参ります。