帆船型旅客船「クイーン芦ノ湖」を引渡

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(社長:千葉 光太郎/本社:神奈川県横浜市)は、4月10日(水)、箱根観光船株式会社(社長:岡本 裕之 氏/本社:神奈川県小田原市)向け帆船型旅客船「クイーン芦ノ湖」(通称:箱根海賊船)を引渡しました。

本船は「バーサ」の代船として建造され、内装・外装のデザイン及び施工はJR九州の豪華列車「ななつ星 in 九州」などを手掛けたドーンデザイン研究所(代表:水戸岡 鋭治 氏/東京都板橋区)が担当されました。デザインに加えて、旅客船としての快適性を重視し、低騒音・低振動・バリアフリー化を実現した「人にやさしい船」となっております。

本船の建造には、当社横浜事業所鶴見工場で製作した船体を分割して芦ノ湖湖畔の工場に運び込み、現地で船体の接合や艤装工事を行うという工法がとられております。本船は2月に進水し、湖上での試運転を行った後、本日竣工しました。なお、本船は4月25日より営業運航を開始する予定です。

当社は前身の日立造船神奈川工場時代以降、1964年より「パイオニア」、「ビクトリア」、「ロワイヤル」、「バーサ」、「ビクトリー」、「ロワイヤルⅡ」と、歴代の箱根海賊船全てを建造しております。

【主要目】
全長          : 約35.00メートル
全幅          : 10.00メートル
深さ          : 2.95メートル
総トン数    : 318
主機関      : ディーゼル機関(423kw)× 2基
定員          : 551名
運航速力   : 10.5ノット(最大速力11.5ノット)