ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎)は、6月27日(木)、舞鶴事業所(京都府舞鶴市)にて建造していたプロダクト/ケミカルタンカー“BOXER(ボクサー)”を引渡しました。
本船は弊社にて豊富な建造実績を誇る各種タンカーのひとつとして建造されたMR型(Medium Range)プロダクト/ケミカルタンカーです。現在主流のマーケット要求を満たす最適船型に長年に亘って蓄積したノウハウ及び最新鋭の技術を結集した、省エネ・環境負荷低減型の次世代プロダクト/ケミカルタンカーです。
【主要目】
主要寸法 : 全長 182.50m x 幅32.20 m x 深さ 19.05 m
総トン数 : 29,447
載貨重量 : 49,852トン
航海速力 : 15.3ノット
主機関 : MAN B&W 6S50ME-B9.5 ディーゼル機関1基
定員 : 25名
船級 : NK
船籍 : シンガポール
【特長】
・当社独自の省エネデバイスであるSURF-BULB®の搭載・最適化、及び高効率プロペラの採用により、大幅な推進性能の向上、及び燃費削減を達成しています。
・GHG*1排出規制であるEEDI*2に対しては、2020年以降の契約船に適用されるPhase 2レベルを先取りして満足しています。
・電子制御エンジン、低摩擦塗料の採用により、燃費削減を達成しています。
・バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持など、様々な環境規制に対応しています。
・カーゴ残渣を減らし、且つタンククリーニングを容易にするため、cargo tank /slop tankをコルゲートBhd構造とした他、upper deckの構造材は全て暴露面に配置しています。また、cargo tank内内面は全面を特殊塗装しています。
*1 “Green House Gas” (温室効果ガス)の略
*2 “Energy Efficiency Design Index” (エネルギー効率設計指標)の略