83,000㎥型LPG運搬船“LILY PROMENADE”引渡

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎)は、10月30日(水)、有明事業所(熊本県玉名郡長洲町) にて建造していたLPG運搬船“LILY PROMENADE (リリー プロムナード)”を引渡しました。

本船は弊社にて長い歴史を誇る大型液化ガス運搬船の次世代船として、統合後初めて開発された83,000㎥型LPG運搬船です。国内荷主、オペレーターへのヒアリングや主要LPGターミナル調査等を重ね、LPGトレードにおける世界の主要な港湾の入港条件、及び現在主流のマーケット要求を満たす最適船型として、弊社が長年に亘って蓄積したデザインノウハウ及び最新鋭の技術を結集した、省エネ・環境負荷低減型の次世代LPGキャリアです。

【主要目】
主要寸法        :    全長 230.00m x 幅 36.60 m x 深さ 22.20 m x 喫水 11.327 m
総トン数         :    51,035
載貨重量        :    53,100トン 
タンク容積     :    83,000 ㎥
航海速力        :    16.75ノット
主機関            :    WinGD 7RT-flex58T-D ディーゼル機関1基
定員                :    30名
船級                :    NK
船籍                :    パナマ

【特長】
・最新の解析技術により低抵抗・高効率を最大限に追求した船型を開発し、併せて、当社独自の省エネデバイスであるSuper Stream Duct®、SURF-BULB®、ALV-Fin®の適用、及び高効率プロペラの採用により、従来船に比べ大幅な推進性能の向上、及び燃費削減を達成しています。
・電子制御エンジン、低摩擦塗料の採用により、燃費削減を達成しています。
・バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持するなど、様々な環境規制に対応しています。

弊社は今後も、経済性・環境性に優れた最新鋭のエコシップの開発・建造に努めてまいります。