次世代省エネ型バルクキャリア“CSC LEADER”引渡

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎)は、10月31日(木)、津事業所(三重県津市)にて建造していたCHINA STEEL EXPRESS CORPORATION(チャイナ スチール エクスプレス コーポレーション)向け次世代省エネ型バルクキャリア(G208BC)“CSC LEADER(シーエスシー リーダー)”を引渡しました。
 
本船は鉄鉱石/石炭の太平洋トレード用のケープサイズバルカーとして17隻を引き渡したG-Series 209,000 DWTバルクキャリアの新構造規則適用版(G-Series 208BC)の第1番船です。

【本船概要】
主要寸法     : 全長 299.99m x 幅 50.00 m x 深さ 25.00 m x 喫水 18.436 m
載貨重量     : 208,826トン
総トン数      : 106,910
主 機 関       : MAN-B&W 7S65ME-C8.2 ディーゼル機関1基
航海速力     : 14.70ノット
定    員        : 25名
船    級        : CR/NK
船    籍        : 台湾

【特長】
・最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型を開発、併せて、弊社独自の省エネデバイスであるSuper Stream Duct®、SURF-BULB®、ALV-Fin®の最適化により、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成しています。
・GHG*1排出規制であるEEDI*2に対しては2020年以降の契約船に適用されるPhase2レベルを先取りして満足しています。
・LEADGE-Bow ®と呼ばれる船首形状、及び新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上させています。
・電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラ、Shaft generator等の採用により、本船の燃費性能を向上させています。
・バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持等に適合するなど、様々な環境規制に対応しています。
・バラストタンクにIMO PSPC*3規則に則った塗装を採用し、防食性能を向上させています。

弊社は今後も、経済性・環境性に優れた最新鋭のエコシップの開発・建造に努めてまいります。

*1 “Green House Gas”(温室効果ガス)の略
*2 “Energy Efficiency Design Index”(エネルギー効率設計指標)の略
*3 “Performance Standard for Protective Coatings”(塗装性能基準)の略