東京海洋大学向け練習船 「汐路丸」を引渡し

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:千葉 光太郎、)は、10月13日(水)に、横浜事業所(神奈川県横浜市磯子区)で建造していた国立大学法人 東京海洋大学向け練習船「汐路丸(英名SHIOJI MARU)」を引渡しました。
本船は、海洋科学技術の高度な教育、船員候補生や海洋資源専門家のための訓練および海洋生物学や海洋学の研究活動などに対応可能なように設計された最新の練習船です。

<特長>
・海洋開発人材の育成機能: 学生は44名まで乗船でき、動くキャンパス・動く研究室として海洋開発に関わる教育を船上で実践することができます。
・DPオペレータ実習: DPシステムのオペレータとしての操船実習することができます。
・AUV、ROV実海域運用実習: Aフレームや各種クレーンを備え、機材整備、実海域投入、回収後の整理等の実運用に関する実習を行うことができます。データ取得と解析が行える観測室も備えています。
・海洋開発プラットフォーム、自立化船安全教育、遠隔操船教育: 高度化、自動化の進む海洋開発、船舶運航技術、安全等、海洋に関わる各分野の教育機能を有しています。
・総合的海洋環境観測、海底資源探査観測実習: CTD測定装置・ソナードームを備え、海洋環境、海底資源、海洋底に関する知見の教育とともに、現場観測技術の習得、観測時の操船技術の教育が可能です。
・海洋環境、経済性を考慮した推進システム: 排出ガスの抑制と燃費向上の両方を実現した推進システムを装備しており、海洋環境への影響を最小限に留める運航が可能です。
・災害発生時の支援機能: 必要物資、水、燃料等を、海上から被災地へ支援することができます。

略称
DPS:自動船位保持システム
AUV:自律型無人潜水機
ROV:遠隔操作型無人潜水機
CTD:塩分・水温・水深観測装置
<主要目>
主要寸法    : 全長 60.73m x 幅 11.10m x 深さ 6.50m
総トン数     :  775
乗員           : 船員19名、教員7名、学生44名
航海速力    :  12ノット
船籍           :  東京
資格           :  JG