二重反転プロペラシステム(CRP)を搭載した内航セメント船「立興丸」竣工

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(所在地: 神奈川県横浜市、社長: 千葉光太郎、以下「当社」)は、9月1日に株式会社三浦造船所にて竣工した、若宮汽船株式会社および独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構向け(運航会社宇部興産海運株式会社)、6,800トン積内航セメント運搬船「立興丸」に、電気推進二重反転プロペラシステムおよび低抵抗二枚舵システムを提供しました。

今回竣工した「立興丸」は、船型に垂直船首を採用し、また、高い推進性能を持つ二重反転プロペラ(CRP)と、大小異なる発電容量を持つ発電機を組み合わせた電気推進システム(※)並びに推進性能を最適化した低抵抗二枚舵システム等を搭載することにより、本船の省エネ性能及び操船性能の向上を図りました。

当社は今回のセメント船の他、これまでに貨物船、ケミカル船、油タンカー、LPG船、鋼材船、フェリーへのCRP搭載実績があります。 今後も幅広い船種の内航船に対し、CRP システム、操船システムなど、様々なソリューションを内航船へ提供し、地球環境の負荷低減に貢献してまいります。

※大小異なる発電容量を持つ発電機を複数台組み合わせたものを採用し、一般航海、出入港、離着岸等の操船状況並びに荒天時航海等の海象状況に応じて、使用する発電機の容量及び発電機の運転台数及び推進電動機の制御方法を選択することにより、推進電動機の負荷に対する発電機原動機の燃費が最適となるよう図るシステム。