次世代省エネ型VLCC "HELIOS" 引渡

ジャパン マリンユナイテッド株式会社(本社: 神奈川県横浜市、社長: 千葉 光太郎)は、11月25日(金)、有明事業所(熊本県玉名郡長洲町)においてAUREOLE MARITIME LTD(アウレオーレ マリタイム リミテッド)向けに建造していたVLCC "HELIOS(ヘリオス)" を引渡しました。

本船は、スポットトレード向け最適船型として累計35隻以上の建造実績を誇る2百万バレル型VLCCの系譜を受け継ぎ、最新規則を適用しつつ燃費性能の大幅向上を目指して開発された、次世代省エネ船「Gシリーズ」の VLCCの12番船です。 VLCCとしてはコンパクトな船型ながら、浅喫水時の載貨重量最大化を追求し、マラッカ海峡通峡を含む東西トレードに対応できるフレキシビリティーを持っています。

本船概要

主要寸法× 全長330.00m x 幅60.00m x 深さ29.35m x 喫水21.58m
載貨重量 302,093t
総トン数 156,471t
主機関 MAN-B&W 7G80ME-C9.5 ディーゼル機関1基
航海速力 14.50ノット
定員 28名
船級 ABS
船籍 バハマ

特長

弊社独自開発の技術として、最新鋭の省エネデバイスである新型SSD®、SURF-BULB®、ALV-Fin®と、実海域性能の向上を目的としたAX-Bow®の船首形状を標準的に採用し、また、G型エンジン(IMO NOx TierIII対応 電子制御主機)と大直径低回転プロペラの採用により、旧世代を大幅に上回るパフォーマンスを達成しています。

弊社は今後も、経済性・環境性に優れた最新鋭のエコシップの開発・建造に努めてまいります。